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2025年4月25日

急な転勤が決まった! 今住んでいる持ち家をどうする?

全国に支社を置く会社などに勤務していると、転勤を命じられることがあります。
新たな勤務地が自宅から通える範囲にあれば問題ないのですが、もしも引越しが必要な距離だとしたら、今住んでいる自宅をどうすればいいのでしょうか。

転勤時の持ち家の選択肢は主に4つ

転勤時に持ち家をどうするかについては、次のような選択肢があります。

①単身赴任をする
②空き家のまま維持する
③賃貸に出す
④売却する

 

住宅ローン返済中の場合は要注意!

転勤で引越しをする場合に、気を付けたいのが住宅ローンです。住宅ローンは、契約者本人や家族が住むことを条件に費用を借り入れるため、借入れ先の金融機関に無断で空き家にしたり賃貸に出したりすると契約違反となり、一括返済を求められる可能性があります。転勤のようにやむを得ない事情がある場合は、まずは金融機関に相談しましょう。

 

住宅ローンの利用 住宅ローン控除
①単身赴任をする 国内の赴任…可
海外の赴任…

2016年4月以降のローン契約なら可

2016年3月までのローン契約なら不可

②空き家のまま

維持する

※金融機関に

相談が必要

不可
③賃貸に出す

 

また、住宅ローンを残したままで売却する場合は、売却金額でローン残債を一括返済することになります。

④売却する 住宅ローンの残債を一括返済すれば売却が可能

 

住宅ローン以外にも、それぞれの選択肢で押さえておきたいポイントがあります。以下、具体的に見ていきましょう。

 

①単身赴任をする

家族に仕事や学校があり、一緒に引越しできない場合は、単身赴任を選択するケースも多いと思います。単身赴任では、自宅に家族を残して自分1人が新たな勤務地に移るため、家族は今までどおりの環境で生活できます。
ただ、家族が離れ離れになることがストレスにつながるケースもあるので、家族でよく話し合った上で判断するようにしましょう。

②空き家のまま維持する

転勤地からいずれ戻ってくると分かっているなら、自宅を一時的に空き家にすることもできます。
注意点として、人が長期間住んでいない空き家は、換気や通水、掃除といった日常の管理が行き届かず、建物や設備の劣化が進んでしまいます。そのため、月1回は帰省して空き家の管理を行うか、空き家管理代行サービスを利用して状態を維持しましょう。

③賃貸に出す

自宅を空き家にしたくないが、手放すのも抵抗がある…という場合は、賃貸に出すことを検討してみましょう。
賃貸なら賃料収入が得られる上、借り手が換気、通水、掃除などを行ってくれるので、建物や設備の状態を維持しやすくなります。
持ち家を期間限定で貸し出す「定期賃貸借契約」を結ぶと、契約期間が終了して借り手が退去した後に、再び自宅に住むことができます。

④売却する

転勤をきっかけに自宅を売却するという選択肢もあります。
自宅を手放すことで建物の管理の手間やコストが省け、この先もしも転勤の期間延長などがあっても自宅を気にせずに済むなど、ライフスタイルの変化に柔軟に対応できます。
また、売却金額としてまとまったお金が入るので、住み替え資金に活用することも可能です。
ただし、住宅ローンの残債が売却金額を上回っているオーバーローンの状態だと、差額を自己資金でまかなう必要があるため注意しましょう。

不動産のプロからのアドバイスも参考に

転勤の辞令から引越しまでの期間は短い場合が多く、その中で家族全員の気持ちやライフスタイルに沿って、住まいの決断を下すのは大変なことです。
家族でよく話し合うのはもちろんですが、困ったときはぜひ不動産会社にご相談ください。それぞれの選択肢のメリット・デメリットや、不動産市場の動向や地域のニーズも含めて、プロの視点から提案やアドバイスをいたします。

 

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